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電車マイク

その日の朝は、未明からの強い雪がまだ降り続いていた。
通勤電車の遅れが気になり、いつものように自宅でJR北海道のホームページを確認する。
大きく「現在、運行の遅れは有りません」という表示が目に入り、ほっと胸をなでおろす。
年が明けてから、雪と寒さの影響で頻繁に遅れをみせていたJRだが、今日は大丈夫そうである。
いつもと同じ時間に家を出る。交通機関に遅れが出なければ会社へは始業40分前ごろに着くはずだ。
だが、学園都市線の最寄駅が近づいてくるにしたがって、若干の不安に襲われる。
遠目だが、普段は閑散としているはずの駅舎に黒い人だかりができているのだ。
慌てて駅舎へ入り電光掲示板を覗くと案の定、JRが三十数分遅れている。
さっき自宅で見たホームページは、いったい何だったのだろう。
改札もしていないので、駅舎でしばらく待っていると、遅れていた電車が到着するがひどく混んでいる、とのアナウンスが響く。後続の電車も来ているので、急がない人は空いているそちらの電車に乗ってほしい、とも訴えている。
だか、こんなに遅れてしまっているので、皆1分でも早い電車に乗りたがる。
私も、札幌駅で別の線に乗り継がなければならなく、その線も遅れがでているかも知れず、とても後続の電車に乗る気にはなれない。せめて、桑園や札幌での乗り継ぎ電車の運行状況を知らせてくれたら良いのだが、JR北海道にはそんなサービス心はないようだ。
アナウンスの通り、モーレツに混んだ電車に揺られて札幌駅へ向かう。
終点直前の車内アナウンスで乗り継ぎの函館線や千歳線も三十分以上遅れていることを知らされる。
何故、終点直前の今頃まで連絡できないのだろう。
乗り込むときに、後続の電車に乗れなどという口車に乗らなくて助かった。
その上、乗り継ぎ電車については駅ホームの電光掲示板を参照してほしい、などと車掌が平気でのたまう。
言われなくても皆そうするに決まっている。
どの、電車に乗り継げるか、どの電車が発車時間を過ぎても乗り継ぎ待ちで待機しているのか、今はそういった情報を流すべきだろう。こんなに情報機器が発達した時代に、車掌が「乗り継ぎ電車の状況は駅のホームで確認しろ」などという何の意味もない「情報?」を流すとは・・
辛辣な物言いをさせてもらえば、車掌って本当に必要なのだろうか。社交辞令的なことしか伝えられないのであれば、テープを流してもらった方がまだイラつかないのだが。
通常の3便分ほどの乗客を詰め込んだ殺人的混み具合の電車もようやく終点の札幌駅に着く。
8時20分の時刻のもかかわらず、8時5分発函館線の乗り継ぎ電車がまだホームにも到着していない。
ホームでアナウンスを待つが、一向に説明がない。
しびれを切らせて、札幌駅構内の地下・待合所にある案内モニターを見に行く。
そこでは、とっくに過ぎている時間に電車がホームへ入線する予定だと、何の恥じらいもなく掲示している。
あまつさえ、まだ電車が着いていない空のホームに対して、停車中の車両にお乗りください、などと臆面もなく表示している。
どうやら、どんなに遅れていようが、このモニターでは発車5分前を入線予定時刻として表示しているようだ。
なまじ入線予定時刻などとフィールド・タイトルを表示しているので、なんの意味もない固定値を表示していると気づかない乗客は、誤った情報に踊らされてしまう。
ダイヤが混乱している時に見たいもの(乱れがないときは、まず見る必要はない)なのに、この案内モニターはなんと役立たずなのだろう。これなら、高価なモニターの代わりに紙の時刻表を張り付けてもらっていたほうが、勘違いしないで済む分、まだましである。
そうこうしているうちに、8時15分発・函館線が、これも定時からはかなり遅れたのだが、8時5分発よりも先に別のホームへ入ってきた。慌てて、そちらのホームへ走り、なんとか間に合う。
後続の便の方が早く乗れるのであれば、事前にアナウンスして、乗客をうまく誘導すべきであろう。
札幌駅構内のマイクとスピーカーは飾りなのか? 疑いたくなる。
どうでも良い、社交辞令的な情報はいらないから、乗客が本当にほしい情報はいったい何なのかを理解する努力をしてもらいたい。JRは地下鉄と比べ天候に運行が左右されることは、重々分かっているつもりである。
ただ、そういう時に的確な情報を提供してもらえれば、乗客も予定が立つので「納得」する。
利用客へ要望へ目を向け、本当の意味の情報サービスができるようになれば、JR北海道のファンになる人が益々増え、未来は明るいと思う。

コメントはまだありません | 丸山 忠

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