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食品大手「Мホールディングス」の子会社「A」群馬工場(群馬県大泉町)の農薬混入事件で、同工場の契約社員が偽計業務妨害容疑で逮捕された。

このことで、本社と子会社の社長が引責辞任すると表明した。

従業員が捕まったので引責辞任する意味は分かるが、なぜ、3月末なのか。この表明をもって、私自身は感ずることがあり、同社の対応すべてに問題が多すぎると思った。その問題とは、

農薬混入が疑われてから発表まで、1ヶ月半も経過したのは、問題ないと思ったのだろうか。その後、相談電話を開設したが、電話がつながらないのは回線を多くすれば相談が増えることを危惧したからなのだろうか。

監督官庁に状況説明に赴いたものの、担当大臣から立ったままの姿勢で叱責を受けたのは、大臣に会社の姿勢を見抜かれていたからなのではないだろうか。

これだけでない。

容疑者逮捕後に会社の幹部が記者会見した。その幹部は、容疑者の行状に関し、得意げに「同僚の面倒見も良い、優秀な従業員だ。不満はない。真面目に働いていた。」などと称賛した。さも、この従業員のことは何でも知っているような様子であった。

ところが、取材に応じた匿名の従業員は容疑者について、兎に角、給料が低いとか、福利厚生面などで普段から不満の多い人物であったと評した。

会社幹部と相反する人物評価であり、容疑者の報道写真を見る限り、風体が尋常ではなく、異様な人に写り、同僚の説明に納得することができた。

この会社は危機管理の何かを全く理解していなかったのではないか。

危機管理とは、そもそもがダメージコントロールでる。人間社会だから、ヒューマンエラーは必ず生じる。その被害を最小限度にくいとめるのが会社経営者の義務である。時には、最悪の事態を想定し、悲観的に準備して、まとめていかなければならない。この会社はなぜ、最悪の事態に発展することを想定出来なかったのだろうか。

早急な対策を講じなければ、この会社は確実に消費者から見放されることになるかもしれない。その対策は、一刻も早い人心の一新である。

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